フラン、天寿をまっとうしました

食べなくなって、3日目。
横になりながら、夢の中で走っていたフラン。


11時・・・お水を口に含ませて、・・・ほとんど飲まず、
抱き上げると、大きく目を開いて私をじっと見つめて・・・見えているのか?
そして、大粒の涙がポロリと落ちました。

「どうしたん、フラン。」と涙を拭いてやり、抱いていました。
・・・
・・・
「えっ?息してる?」
・・・
「まさか・・・。」
「息、してるよね・・・???」
・・・  ・・・ ・・・
おなかを触って、心臓を触って・・・ ・・・



動かない!?!

「えぇぇ、、、まさか。・・・フラン! フラン!」


呆然としたまま、15分くらい。


フランは、息を引き取りました。キャンとも言わず、苦しみもせず、私の腕の中で、天寿をまっとうしました。
カルルンが、迎えに来ました。


フランに関する私の願いは、
・フランが苦しまないこと
・フランを抱いて、フランの最期を看取ること 
の二つでした。




朝、予定していた約束をキャンセルして、家にいることにしました。
そのおかげで、
ふたつの願いはかなえられました。


淋しいです。ただ、淋しい。

16歳と5カ月余りの犬生・・・寿命であり、大往生でした。
たぶん、フランは、幸せだったと思う。



それ以上に、私は、幸せをいっぱいフランからもらった。
夫も、娘も、息子も、フランと一緒に生きることができて、幸せだった。
ありがとう、ありがとう、フラン、ありがとう。