目の不自由な カルルンの能力

毎日、カルルンと生活していて、毎日、犬の能力の素晴らしさに驚いています。
目が見えないことを克服して、どんどん他の能力を伸ばしています。

お散歩では、カルルン自身の聴覚や嗅覚、触覚をフル回転させて、私の言葉を理解して、ほとんど、普通の速さで歩けるようになりました。

特に、階段を上り下りできたり、溝を跳べたりすると、本当にうれしそうな顔になります。そして、耳をひらひらさせて、足取りも軽く、歩きます。

「目が見えない」という状況を受け入れて、残された能力を駆使して、一生懸命生きているカルルンを見ていると胸が一杯になります。

ときどき、石につまずいたり、壁にぶつかったり、フランに追突したりしていますが、私が励ますと、すぐに気を取り直します。

家の中の階段も、目が見えなくて怖くて、そして、甘えて、のぼれなくなっていました。が、「これではいけない!能力はあるはず」、と思い、カルルンを励まして、ボーロやジャーキーをごほうびにして、最初は、お尻を後ろから支えながらのぼらせました。そして、このごろは、「階段よ!」と声をかければ、またひとりでのぼれるようになりました。のぼれた後は、「すご〜い! カルルン!」とほめてやると、嬉しそうにニッコリ!?!)