フラン、漢方薬を試す

さんざん考えて迷ったけど、錦戸獣医科病院に問い合わせメールを送る。現在までの症状、血液検査の結果なども記載。
すぐに返事が来る。いくつか疑問点をさらにメールで問い、お奨め漢方薬の返事をもらう。けっこう高価だけれど、いろんなサプリを試すより、漢方の方がよいと判断し、購入を決める。

牛黄(ゴオウ:いざと言うときの短期決戦の気付け漢方薬、抗炎症生薬) 
  緊急時に使う漢方薬の王者と言うくらいの効き目のある生薬が牛黄です。
  肝硬変や心不全、癌性腹膜炎による腹水、強度の虚弱のときに使います。
  病態が、非常に悪いと思われたときに、この可能性にかけてみます。
三中参 (免疫細胞の増産補助、体力と食欲の回復)  
 血液の流れを良くし、気力・体力・食欲をあげ、病中病後の滋養強壮回復につかう薬用人参に、栄養バランスの整った牡蠣エキス、抗炎症、抗アレルギー作用のある純米黒酢もろみ末を配合したサプリメント。免疫細胞も活性化するだけでなく、それを増やす必要があります。
三中参は炎症を減らし、蛋白を合成し、免疫細胞を作る原料になりますので病魔と闘うときには、絶対必要です。
茵陳五苓散(インチンゴレイサン)
腎機能が弱り濾過機能が衰えると、肝臓は解毒を余分に強いられ、肝機能が衰えると解毒が不十分になり、今度は腎臓の濾過作業に負担をかけます。
茵陳五苓散は肝、腎両面をサポートし、肝炎、腎炎両面に作用する漢方薬です。
当研究会ではこの上に柴胡を加えて改良したものを使っています。
肝機能不良から起こる機能を調整する柴胡。黄疸や心煩(シンパン=いきぐるしさ)に働く山梔子。胆汁分泌促進させ、消炎、利尿、発黄抑制力のある 茵陳蒿。緩下剤でもある決明子。湿熱を取り去り、胃と腎を刺激させ、活発に動かして不良の水分を排泄させて、湿熱のいろいろな苦情を取り去る沢瀉。炎症性 の腎・膀胱の病に消炎性排水剤として効く猪苓。消化関係の不良の水分を排除する白朮。強心利水剤である茯苓。血管を刺激して血行を改善し自律神経を整える 桂皮。 これらの生薬がバランスよく配合された漢方薬です。
食後でも食前でも構いません

※牛黄は、状況が好転すればだんだん必要なくなりますので、まず1ヶ月飲ませて様子を見ます。また牛黄は苦いので、噛まさないで下さい。カプセルのまま喉の奥に押し込んで下さい。