カルルン 急性肝不全(急性肝炎)

きのうまでは、元気いっぱい

きのうの午後のお散歩は、元気いっぱい。
夕ごはんも、7時ごろ、大喜びで食べました。

夜中に5〜6回、嘔吐。水を飲む。

夜11時ごろ、嘔吐。私が、駆けつけるより早く、嘔吐したものをパクパクっと食べてしまいました。
「吐き戻し?」
と、たいして気にしていませんでしたが、

それから、1〜2時間ごとに、嘔吐。

いつもの嘔吐の場合、吐く前に「えづく」ように苦しそうで、吐いた後、おなかがグルグルいうのですが、今回は、寝ていて、起き上がり何歩か歩いて、すぐに吐きました。

そのあと、水を飲んだのも、いつもの嘔吐との違い。がぶ飲みというほどではないけれど。

お水を飲んだせいか、早朝4時過ぎにおしっこに連れて行ってくれと起こすので、お外へ。おしっこが、「濃い」。

おしっこが濃い 食欲がなく、元気がない

朝起きて、お散歩に連れて出るが、おしっこがやはり濃くて、すぐにお家に入ってしまいます。

お水は、いつもより、飲んでいました。

フランのごはんを温めてても、催促しない。カルルンには、器に水を少しと粉のビオフェルミンを入れて与える。元気なくなめて、フランのごはんを取ろうともしない。

どう考えても、いつものカルルンとは、様子が違います。

ネット検索で、「嘔吐」「多飲」で、出てくるのは、糖尿病。そういえば、お向かいのコーギーちゃんが、2年くらい前に9歳くらいで糖尿病になって、亡くなったのを思い出しました。

かかりつけの獣医さんへ。

我が家のかかりつけの獣医さんは、日曜日も診察してくださるのが、ありがたいです。

車に乗せる前に、おしっこを取って獣医さんに持って行きました。色が明らかに濃い。

血液検査

体重:7.3kg  体温:38.6℃
尿のビルビリンが多い。糖は、下りていない。
黄疸が出ている。

血液検査表

     正常値     検査結果
赤血球  540〜835     746
白血球  5000〜13500   6900
Hb   12.0〜19.4    17.1
PCV     35.5〜56.7    49.5 
血小板  10.0〜45.0    26.8
GLU  50〜124     102 
GOT     9〜69     1000以上 
GPT     13〜70    1000以上  
ALP    〜300      2114
T-Bill   0.3〜0.9    3.1
D-Bill   0.1〜0.3    2.7
TP     5.0〜7.1     8.2
ALB     2.6〜3.9     3.7
BUN 4.8〜31.4     13.9
CRE 0.2〜1.6   1.1
Na  137〜150   146
K  3.4〜5.1   4.2
Cl  102〜117   101
T-CHO 70〜303  227
TG  20〜155   27
CPK  10〜199   215
AMYL 200〜1400 1954
LIP  ----   912

肝臓の値が、振りきれています。AMYL と LIP の値も高く、膵臓が炎症を起こしている可能性があります。
心配だった、貧血は起きていません。白血球も正常値です。


http://blogs.yahoo.co.jp/alishara_papa/1936269.html
膵臓の機能
・アミラーゼ
 基準値:(犬)400〜1800 (猫)700〜2000 U/L

・リパーゼ
 基準値:(犬)50〜2000 (猫)50〜700 U/L

 どちらも膵炎などで上昇するが特異性は低い。基準値範囲内でも膵炎を否定することはできない。

超音波検査

おなかの毛を刈ってもらって、超音波検査。
肝臓は、少し腫れている。肝脂肪あり。膿腫の小さいのがある。
腫瘍・がんは見つからない。
胆のうは、異常がない。

点滴

肝臓・すい臓ともに、休ませる必要がある、とのことで、絶食絶水。病院では、点滴。細菌性の場合もあるので、抗生剤を入れる。吐き気止めの注射。
2時間以上、かかる。



3日間は、点滴に通うように。その間、絶水絶食。GOT,GPT,ALP値が、すべて、振りきれており、かなり重症。「カルルンちゃんは、しんどいはずですよ。」とのこと。
入院すると、余計にストレスになるので、おうちで、安静にしておくように…。

家で・・・

獣医さんからの帰りにおしっことウンチ。
家で、3〜4回、黄色い液を吐く。特にぐったりしているわけではないけれど、横になっています。
4時ごろ、おしっこを絨毯の上でしてしまいました。
水を飲みたがったけれど、水の入れ物(オアシスっていうのかな?)ははずしてあります。
5時、また、吐きました。

獣医さんから帰ってきて、シーツや汚れものの山を洗濯して、ホッと一息つくと・・・心配になります。とても、心配です。

5時過ぎにおしっこに連れて行きました。すぐに、お家に入りたがり、庭でおしっこ。階段はだっこしてあがりました。

7時ごろ、フランにごはんを与えようとすると起き上がって欲しそうな表情。「カルチャンは、ダメよ。」って言うと、とぼとぼとお座布団の上にもどって、横になりました。

9時にお外でおしっこ。私が、フランのおしっこに行く用意をすると立ち上がったので、カルルンをだっこして先にお外に行っておしっこさせました。

中毒性肝炎は、銅、ひ素、水銀、クロロホルムなどの化学物質が原因である。


薬物性肝炎は、鎮痛剤、麻酔剤、利尿剤、ホルモン剤、ある種の抗生物質などの薬剤が原因である。


感染性肝炎や寄生虫肝炎は、伝染性肝炎ウィルス、ヘルペスウィルス、結核菌、化膿菌、真菌、吸虫類、バベシア原虫などが肝臓に侵入して起こります


急性肝炎:これだけは知っておこう犬の病気、犬のトラブル解決より

カルルンの場合、原因は何なのでしょう?